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第5 章 観光 市原市の観光 本市には、養老渓谷をはじめとした豊 かな自然、市域に点在する史跡やゴルフ 場、水辺を活かした高滝湖や海づり施設、 市域を縦断して走るローカル色豊かな小 湊鉄道など多くの観光資源がある。首都 圏に位置する立地の良さから、身近で手 頃な日帰りコースとして多くの観光客が 訪れている。 また、既に開通した東関東自動車道館 日高邸跡（梅ヶ瀬渓谷） 山線や東京湾横断道路に加え、現在、首 都圏中央連絡自動車道等の広域幹線道路網を整備しており、首都圏からのアクセスが大幅に 向上することが見込まれている。 Ⅰ．観光客の状況 １．観光客入込数 平成20 年の本市の観光客入込総数は387 万人であり、県内市町村の中では９番目に多い観 光都市となっている。 観光客入込数の内訳をみると、分類別では、学ぶ（見る・体験する）16.2％、遊ぶ（楽し む・リフレッシュする）73.4％、触れ合う（交流する）10.3％となっており、県全体の比率 と比べて遊ぶ（楽しむ・リフレッシュする）の割合が高く、学ぶ（見る・体験する）の割合 が低いのが目立つ。（図Ⅰ－１） 個別にはゴルフ場が152 万人、道の駅あずの里いちはらが48 万人、千葉こどもの国が23 万人と特に多く、この３つが本市観光の中心となっている。 図Ⅰ－１ 客種別観光客入込数の県市割合比較（平成20 年） 73.4% 市原市 16.2% 10.3% 54.0% 千葉県 33.0% 12.9% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 学ぶ(見る・体験する) 遊ぶ(楽しむ･ﾘﾌﾚｯｼｭする) 触れ合う(交流する) 平成20 年観光入込調査 ~ 103 ~ ※観光客入込数 千葉県が毎年実施している「観光入込調査」により市原市内の観光施設等の入 場者数を集計し算出したものである。平成16 年の調査から「全国観光統計基準（平 成８年、社団法人日本観光協会策定）」を採用し、調査の対象となる施設等を全面 的に見直すなど調査方法を改めた。 ※分類別内訳 観光入込み調査における分類は以下のとおりである。 学ぶ(見る･体験する) ：自然、文化・歴史、産業観光 遊ぶ(楽しむ･ﾘﾌﾚｯｼｭする) ：ｽﾎﾟｰﾂ･ﾚｸﾘｴｰｼｮﾝ施設、温泉、買物 触れ合う(交流する) ：行･祭事、イベント ２．観光客入込数の推移 過去 11 年間の推移をみると、平成9 年から 11年ま