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根固めブロック製作時の工夫について

下立低水護岸その１工事

此川建設株式会社

○現場代理人立田健一

監理技術者稲田和弘

１．はじめに

本工事は、宇奈月町下立地先において、高水敷に縦工を施工する工事である。この縦工と

は、高水敷が出水による急流で削られないようにする工法で、高水敷を出来るだけ現況のまま

維持するようにして、その成長を助け、環境に配慮しつつ常水路を整正し、固定化することを目

的としたものである。

２．工事概要

護岸延長L＝73.5ｍ

工事名下立低水護岸その１工事

工事場所黒部市宇奈月町下立地先

工期平成25年5月21日～平成26年3月28日

工事内容

護岸延長L=73.5m

河川土工

掘削19,800m3、埋戻し15,800m3、法面整形1,770m2、残土処理1式

法覆護岸工

作業土工1式、根固めブロック(パラクロス12ｔ)製作・積込・運搬・据付374個

天端保護工214m2、羽口工882m2

根固め工

根固めブロック(十字12ｔ)製作128個、積込・据付64個

仮設工

工事用道路工1式、水替工1式、除雪工1式

標準断面図

1段目据付完了時

３．根固めブロック製作における取組み

7月から10月にわたる夏期のブロック製作にあたり、下記項目を実施することで、作業の効率化

や省力化を図った。

①コンクリート打設方法

パラクロスブロックは、当初クレーン仕様バックホウでコンクリートバケットによる打設を計画

していたが、型枠を通路に対し斜めに設置し、コンクリートミキサー車を型枠にほぼ直角に

両側からつけることで直接打設とした。これにより、バックホウの運転手1人を減らすことがで

き、またコンクリートバケットの開閉作業をする手間がなくなる。

ブロック製作・仮置ヤード平面図

転置済ブロック

幅7.5ｍ

幅6.0ｍ

幅7.5ｍ

転置済ブロック

ブロックヤード状況

パラクロスブロック通路通路

12ｔ単体図7.5ｍ型枠通路6.0ｍ型枠7.5ｍ

コンクリート打設状況

②養生屋根の移動方法

コン